「半月板は膝関節の中にあり、大腿骨と下腿骨の間にある半月型ではなくCの字型をした組織で、内側外側それぞれに２つあり、骨と骨の間に挟まってクッションとしての働きをしています。

膝は、曲げたり伸ばしたりするだけではなく、ねじり・すべりなどの動きも同時に行い、複雑に、そして滑らかに動きます。

その動きを補助している半月板の負担はとても大きく、加齢とともに傷つき、すり減っていきます。その中で、スポーツや事故などによる膝への大きな衝撃や、長年の負荷の蓄積、加齢による経年変化などによって、半月板が傷ついたり、割れたり、ひびが入ったりしている状態のことを「半月板損傷」といいます。

半月板損傷により膝を動かした際に損傷部分が引っかかり、引っかかり感や疼痛、膝を動かせなくなるロッキングという状態を引き起こすことがあります。」公益社団法人　日本整形外科学会より抜粋

「半月板損傷（半月損傷）」｜日本整形外科学会 症状・病気をしらべる (joa.or.jp)

半月板損傷は、膝への強い衝撃や大きな負担が原因で発症することがほとんどです。

1）外傷：スポーツでのケガが原因となるものがこちらにあたります。バスケットボールやサッカーなどのスポーツで、膝に体重が加わっている状態でのひねりや衝撃が原因になります。 また、ラグビーのタックルなど衝撃で靱帯損傷と合併して起きる場合もあります。

2）加齢：半月板は加齢によってクッション性が低下して起こるものです。40歳を超えると半月板に含まれる水分量が減少し、クッションとしての性能が急激に落ちます。そのため、高齢者の場合は少しの衝撃で損傷してしまうことがあり、ささいなケガや、日常生活の動作のなかでも半月板が損傷することがあります。40歳以上になるとかなり水分量が低下しますので、注意が必要です。

あおば鍼灸整骨院ではまず、整形外科的検査を行います。手術が必要なぐらい半月板損傷ひどい場合には、整形外科を紹介させていただきます。MRI検査等で半月板の状態を確認します。整形外科にて半月板損傷の確定診断を受けた場合、結果や、経過などで様子を見ながら、当院で行っている施術を合わせて取り入れることで回復を促すことが可能です。

当院では中周波療法による疼痛コントロールや、「微弱電流」による患部細胞の新陳代謝アップ。手技療法で筋肉の硬さをほぐし、全身のバランスを整え、インナーマッスルや大腿部の筋力低下予防トレーニング、ストレッチやエクササイズによる関節拘縮改善のアドバイスも行います。

加齢や過負荷によって半月板損傷が長くなると、関節可動域が制限される事があります。「膝を完全に伸ばせない」「膝に不安感や違和感がある」といった症状が長く続く場合には、ぜひ当院にご相談ください！