股関節は足の付け根にあり、骨盤と大腿骨を連結している関節です。

股関節痛の主な原因は、筋緊張性によるものが多いと感じます。

一般的に股関節が硬いと痛みを出す要因となります。股関節周囲の筋肉は色んな種類があります。特に「中殿筋」（主に、立つ・歩く・走る動作に使われる大切な筋肉になっており、疲労による筋緊張が起きやすい。）、「梨状筋」、「腸腰筋」などは上半身と下半身をつなぐ重要な役割を果たします。この筋肉が不調が不調になると股関節痛として表在化します。

また坐骨神経痛や椎間板ヘルニアなどの神経的所見が股関節痛から出てしまうこともあるので鑑別が必要となります。「梨状筋」の硬さから「梨状筋症候群」「坐骨神経痛」を腰痛と共に誘発します。

他には

変形性股関節症

大腿骨頭壊死症

関節リウマチ

骨粗しょう症からの股関節骨折（大転子骨折）

など関節の可能性が挙げられます。

変形性股関節症の場合、先天的に大腿骨頭の収まりが不全であり、様々な組織に負荷をかけ痛みを発生させます。

先天的な骨形成異常があると長期間の小さい負荷の為、関節唇とよばれる軟骨が擦り減ってきて痛みを感じやすくなります。徐々に日常生活に制限が出てくるようになります。

特に多くの女性股関節症(筋肉由来を除く)の８０％は形成不全が原因と言われています。

ですので、主な原因がなくても年齢を重ねるとともに発症するケースが多いのです。

大腿骨頭壊死は、その名の通り骨頭が壊死してしまう病気ですが、骨頭の血液供給を受けている場所が外傷などで破断しだんだんと潰れ強い痛みを出すこともあります。

原因としては転倒による骨折・骨そしょう症・多量飲酒などが挙げられます。

このように筋肉の影響で痛みが出ることが多い股関節痛ですが、骨自体の変形や病気が原因で骨や筋肉に影響が出ることもあります。

股関節は身体土台である腰と骨盤との関係性からも痛みのサインを見逃せません。

筋肉の硬さから腰や骨盤の動きの悪さへとつながります。股関節単独での症状ではなく全身をチェックしていきます。

股関節の不均衡、骨盤のゆがみにはトムソンベッドが有効です。股関節痛の原因でもある骨盤のズレを瞬時にアジャストし、可動域・柔軟性を高めていく施術法です。

痛みの根源である関節のズレを矯正することにより、元に戻ることなくスムーズな股関節本来の自由な動きとなり再発を防ぎます。詳しくはコチラ

また、ストレッチや負荷運動を行うことで、バランス力が上がり転倒しずらい身体になります。

大事なことは毎日継続すること、簡単なトレーニング法をアドバイスいたしますのでスタッフにお尋ねください。

股関節痛でお困りの方は、あおば鍼灸整骨院にお任せください。