PMSとはPremenstrual Syndrome の略で、生理3～10日位前に始まる、さまざまな精神的・身体的な不調のことです。月経開始とともに軽快、消失するものをいいます。

PMSの原因ははっきりとはわかっていませんが、女性ホルモン卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の変動が関わっていると考えられています。黄体ホルモンは、子宮内膜を厚くして妊娠しやすい体を作るホルモンです。排卵後に多く分泌され、食欲を増したり、基礎体温を上げたり、体の水分の排出を抑えたりするなど、体の中でいろいろな症状を誘発します。

妊娠が成立しないと、黄体ホルモンの分泌は急激に減り、不要になった子宮内膜を体の外に排出する月経が起こります。この黄体ホルモンの増減が、体に何らかの作用をして、むくみや張り、頭痛などのさまざまな症状を引き起こしていると考えられています。また、ストレスや生活リズムと関係するため、生活習慣が症状の現れ方に影響を与えると考えられます。

PMSにおける全身症状には、硬くなっている筋肉に対しての「手技療法」や、自律神経に対する「鍼灸治療」が効果的です。骨盤・骨格のゆがみなど姿勢計測を行なった上で、自律神経の正常化を促す施術を行います。できるだけ身体に負担やストレスを与えない改善法を提案しています。凝った筋肉・筋膜を緩めることで血流の改善や、姿勢矯正で骨盤のバランスを整えて症状を繰り返さない状態へと導きます。

WHOが、「鍼灸治療は生理不順、生理痛、冷え性といった女性の症状に効果がある」と発表しています。鍼灸治療は、東洋医学を基本とした血流改善、自律神経の調節、自己治癒能力を上げていきます。一度で変わるのはむずかしいので週に一回を五週ぐらい続けていただくと体調の変化が分かると思います。つらいPMSの悩みから解放される手助けはあおば鍼灸整骨院ならできます！